精神疾患と友人関係~なぜ友達がいない?~


精神疾患を持っていると、友人関係に関する悩みが絶えません。

「友達がいない」「友達ができない」「友達だったけど縁が切れてしまった。」
なぜ精神疾患を持っていると友人関係で躓くことが多いのでしょうか。今回は友人に関する悩みをピックアップし、私の実体験からその原因をじっくり考察してみたいと思います。

友人に関する悩みで多いものは

もともと人とつながりを持つことが苦手だ

精神疾患を持っている人の中にはそう思っている方が多いように思います。もともと人と強いつながりを持つことが苦手。わりと一人でいるほうが気楽。という人は多いように思います。中には人とつながりを持ちたいんだけど、学生時代や大人になってからいじめ・パワハラなどを受け、そこから人と関わることが辛くなってしまった方も非常に多いように思います。

友達はいるが、悩みを相談できない

友達といえば友達…でも心の内を話せるような関係性ではない。この悩みも多いように思います。特にこういった悩みは現役の学生さんにも多いのではないでしょうか。学校でたわいのない話をする友達はいるんだけど、自分がいざ死にたいほどつらい気持ちになったとき、それを相談できるひとはいないといった話をよく聞きます。学生さんだと多感な時期でもあるので、関係性を壊さないようにとお互いにすごく気を遣って過ごされている方は多いように思います。それに近い関係にある人ほど(家族など)自分のことを話せない人は多いのではないでしょうか。私の実体験ですが、大学生の時に精神的にすごくつらかった時、家族や周りの人に相談せずにひとりで精神科に通っている人がいました。しかしその人はバイトを出来るような精神状態ではなかったので、精神科の費用を払うことが出来ないといって、途中で通院をやめていました。親にも相談できないとなると、ひとりでつらい気持ちを抱えることになるので、より孤独を感じやすいかと思います。

友達はいたが縁を切った・切られた

もともと友達はいたんだけど、諸事情により縁を切った・切られたという悩みも多いように思います。私は正直切りもしましたし、切られたこともあります。大学生の時、私は精神的にかなり不安定で自分が当時つながっている全ての関係をリセットして、私のことを誰も知らない世界に行きたいと考えていました。
あとは同じ精神疾患を持っている友達同士だと、距離感を維持していくのはすごく難しいように思います。20代前半の時、一時期引きこもりでした。その時にひきこもりの女の子たちが同じ悩みを共有出来たりするコミュニティに参加して、当時そこで知り合った人を傷つけてしまった経験があります。当時なぜそういうことをしてしまったのか自分でもよくわからないのですが、主治医によると本来のあなたの性格とは別で、病気があなたをそうさせてしまったところがあると言われました。当時の私は状態がかなり悪く、その時に知り合った友達にすごく依存してしまい、自分が思うような対応が返ってこなかったとき、その友達にすごくきついことを言ってしまいました。そこからその友達から連絡が来なくなりました。
これは私だけなのか分からないのですが、時々今つながってる関係を全てリセットしたくなる時があります。自分のことを知らない人しかいない世界に行きたくなり、今の関係性を全て終わらせたくなる時があります。
あとはそれまで孤独を感じていたところから、急に新たなつながりが出来るとそこにすごく依存してしまい、距離感が掴めなくなり結果的にお互いをすごく傷つけ終わってしまったこともあります。

人間関係は案外ドライなほうが長く続く

これはあくまで私の場合ですが、ドライな関係のほうがお互いにちょうどいい距離感で過ごせるように思います。
私の実体験でいうと、15年以上続いている友達は年に数回の連絡頻度。実際に会ったのはもう5年以上前。みたいな距離感です。
何か用事があるときにしかお互い連絡しないので、普段は何してるのかもきちんと把握してません(笑)でもそれでも、何かあれば連絡してきてくれるし、密にやり取りするわけではないけど、すごく心地よい距離感で過ごせています。
15年以上続いている友達はとくに精神疾患を持っている人ではないのですが、これが精神疾患を持っている友達だとすると、この距離感を意識していると尚良いのかなと個人的に思います。
しかし私含め、精神疾患を持っている人は人との関係性を維持したり、構築していくのが苦手な人が多いのに反比例して、人とのつながりを強く求めようとする傾向があります。
孤独を感じやすかったり、寂しがり屋さんが多いので、この人だ!と思う人を見つけるとその人を生きがいにして、依存してしまう傾向も強いと思います。
人間関係は自分が思っているよりも案外ドライであるほうが長く続いたりします。不思議なものですね。

あなたのことを友達だと思ってくれている人は必ずいる

私は大学生の時当時あった人間関係を自らの手で全てリセットしてしまいました。
今考えるとなぜそうしてしまったのか分かりません。しかし後になってどこからか私の連絡先を入手して連絡してきてくれる人がいました。
私には友達がいない。独りなんだと思っていましたが、実は自分が思ってもいなかったところで誰かが私のことを想ってくれていたのだと思いました。
それを自らの手で多くの人とのつながりを切ってきてしまったことを本当に後悔しています。
孤独だと思っているのは案外自分だけだった…というのは大いにあることなのかなと思います。

友達とはそもそも何かという答えのない問い

よく友達とはそもそもなんでしょうか。問われることは多いように思います。
私はこの質問がすごく苦手です。
今この年齢になって自分にとって友達というのはどういった存在なのかが分かってきましたが、これもずっと続くものではないと思っています。せっかく友達だと思っていたけど、お互いの環境や成長度合いのスピードが変わってきたりすると、一緒に居続けることは難しいように思います。
それは自分も相手も変わってきたということであるので、そこに良いも悪いもなく、そういうものだと受け取るしかないのかなと思います。
変わらないものも素敵ですが、友人関係においてはどんどん変化していってもいいように思います。そしてそこにひとりだった期間があってもいいと思うんです。そもそもつながることが全ていいわけではなく、自分にとって心地よい状態であれば、そこに必ずしも「友達」が必要なわけではないように思います。大事なのはあなたの人生の満足度・幸福感であり、そこに必要な人間関係を焦らず構築していければいいのではないかと思います。

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